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走りながら考える


家族のすすめで近頃飲食店の諸々について書かれた本を読むことが多くなりました。

コンサルタントの方が書く本は「なるほどなー」と思うことがたくさんあって面白いのですが、私が一番興味が惹かれるのが実際にお店を経営している方や、飲食店勤務の経験を持つコンサルタントの方が書く「接客」の部分です。


週のわずかな時間の間だけですが実際お店でホールの修行中の私としては、「ホールの威力」というか、その重要性を強く感じることがよくあります。


だからこそ悩んだり、緊張したり、くよくよしたりもするちょうどそのタイミングに、ぴたりと来る本に出会ったことで目の前が開けたというか、悪くないかもと思えたそんな瞬間がありました。


それは「活気ある店を演じろ!」というような文章でした。苦手なことがあってもそれが得意なひとを演じればいい。気が利かなければ、気が利くスタッフを演じればいい。演技の上手い役者さんの中には性格が最悪の人だっているんだから。というようなことが書かれていました。


著者である大久保一彦さんも、若い頃から様々な職に就き辛い仕事も楽しくやってきたことで、その術を身に付けたのだそうです。


たぶん読んだのが今でなければ私も「ふ~ん」とか、「そこまでしなくても」と思うだけだったと思います。でも問題に向き合っている今だからこそ、目から鱗でした。


「お店に立つ時は絶対楽しく過ごさないと、お客さんにも楽しんでもらうことは出来ないよ!」

これは今行っているお店のオーナーのポリシーです。お給料袋の裏にもたまに、書いてあったりします。大事なことだと分かるんだけれども、実感としていまひとつ…と思っていたこの言葉が、最近ようやく実感となってきたような気がします。


接客業をしていて一番楽しい瞬間は、自分がすすめたワインがお客さんにピタリとハマって喜んでもらえたり、一歩踏み込んだおしゃべりが出来たりする瞬間だったりします。

なので「お客さんが楽しそうだと自分も楽しい」、だから「楽しんでもらうためにも楽しくやろう!」ということなんだな、ということに気付いたわけです。


もし同じような職業をされている方で、行き詰っているひとがいたら、ぜひ大久保さんの著書を読んでみてほしいと思いました。

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